世代の一番星になった男

お久しぶりです。

秋～冬にかけてゴタゴタがあり、新年度からは出世やら部署移動やらとバタバタしておりまして更新できませんでした。

さて早いもので2023年度の新馬戦が開催されました。

門別のスーパーフレッシュチャレンジです。

今年から破格の500万となりました。賞金も上がった事で各陣営も色気ムンムンの素質馬を揃えて来てましたね。

その中でも我らがYGGからクリスタライズ(父ミッキーアイル)が参戦しました。

この馬は募集当時から地方募集とは思えないくらい馬体がよく好評価しておりましたが順調に成長しこの舞台に立つことができました。

能力検査では荒削りながら大外一気の見事な差しきり勝ちをきめ直前の追い切りでは坂路で好タイムでしたね。

気になる鞍上はラッキーストーリーとのコンビでウィナーズを勝たせJBC2歳にも騎乗してくれた井上騎手

前日も会員達のソワソワと期待が混じったお祭りムードがTwitterのタイムラインに漂っておりました。

レース自体は仕事で見れずリアタイはできませんでしたが(笑)

↑パドックを堂々と歩くクリスタライズ

レースは能検では出遅れてしまった為、尾っぽを持ち対応しておりました。

レース内容としては尾っぽを持った効果かスタートを決めて逃げる形に。周りの馬からもプレッシャーをかけられながらも堂々とした走りで集団を率いれます。

その姿をまさに番長！(笑)

そして楽な手応えで４コーナーへ、鞍上の井上騎手のゴーサインと共に一気に後続を突き放し３馬身差の圧勝！タイムは1:01.1  上がりは37.5と逃げながらも上がり最速を出してくれました。

↑先頭で駆け抜けたクリスタライズ

佐々木調教師のコメント

佐々木調教師「おめでとうございます。スピードありますね。それで性格も良いし前向きなところもあります。能検ではスタートに難があって出れなくて、ゲート練習の時から尾っぽを持ってやっていて、今日も尾っぽを持たして、馬も気持ちが入っていたみたいでスタートが決まったみたいです。今日は最高の競馬だったと思います。スタートも良く集中して出てハナを切れましたし、ジョッキーには内ラチ沿いは少し重たいんで、少し内ラチより離して回って欲しいという事を伝えて、ジョッキーもその通りに乗ってくれたし、他の馬がもうちょっと詰め寄ってくるかなと思ったのですが、クリスタライズの粘り勝ちというか、その辺が良い競馬に繋がったかなと思います。次走になるかその先かわかりませんが、夏の栄冠賞に向けて、そのまま一回1200か1100が組まれればそこで１回叩くかどうかですね。あとは馬も凄く落ち着いていて、輸送とかその辺もクリアしそうなので、JRAとかその辺も視野に含めて考えて行きたいですね。おそらく距離ももうちょっと伸びても折り合いに苦労することなく、今日は1000mでしたが、もう少し中距離、長距離くらいまではこなせそうな感じはあります」

興奮気味のコメント(笑)

しかしその気持ちはわかります。先が一気に拓けました。今回の結果でJRAの函館2歳も視野に入ってきましたし、その前のレース選択としては栄冠賞が最初の目標になると思います。

後はなんといっても世代の一番星ですからね。我々としても気持ちが高まります。

鞍上井上騎手の談話

井上騎手「ありがとうございました。返し馬に乗った感じだったら柔らかい馬で、ちょっと口が硬いところがあったんですけど、レースでは折り合いもつくし乗りやすかったですね。スタートは出たら国（佐々木調教師）が行けたら行って欲しいと言っていたので、たまたまゲートが上手く出たので良かったと思います。内ラチはちょっと重い感じがするんで少し空けようかなと思って。３、４コーナーは楽というか全然折り合いが付いてるので、行けと言ったら反応する感じだったので、全然乗りやすかったですね。道中も全然柔らかく走るような感じでしたね。距離はどうなんですかね。とりあえず1200mまでは大丈夫だと思いますけど、それからはちょっとまだわからないですけど、一回1200mとか走ってみて距離がどうなるかですね」

こちらも好評価！距離に関してはデビュー戦だったのでまだまだ明言するには慎重で現段階で1200まで大丈夫ではなかろうか？とのコメント

↑勝利後も堂々とした姿

↑口取りの写真

今回の勝利は生産を手掛けたサンバマウンテンさんや育成でお世話になったグリーンマイルトレーニングセンターさん、佐々木厩舎の関係者一同、井上騎手と関わった全ての方のおかげです。

クリスタライズもこの先が楽しみですし、他のYGG馬にとっても勢いをつける素晴らしい結果になったと思います。

ちなみにですが今回の勝利はnetkeibaさんにも東京サラブレッドクラブさんのコラムにも取り上げいただきました。それほど注目された一戦だったのだと実感しております。

(余談ですが東京サラブレッドクラブさんはドライスタウトの時もコラムに取り上げておりました)

私としても今後もクリスタライズの動向を引き続き見守りたいと思います。

それでは簡単な振り返りでしたがこの辺で。

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